年の瀬に
こんにちは、ヤスヨです。
9月のワークショップ以来ご無沙汰の方も多いですが、
私も恵比寿で仕事していますよ。
前にも書きましたが、高知出身の夫の母の故郷が東みよし町です。
今も親戚が住んでいます。
毎年お正月とお盆は高知に帰省している我が家ですが、
せっかくなので東みよし町のおばちゃんとこに寄って、
暮れの三好の様子など見てから高知に帰ろうか、
という話になりまして。
昨晩10時半に車で東京を出て東名高速道路に乗り、
途中多少の雪にハラハラしつつも
今朝10時には吉野川サービスエリアに降りました。
親戚のおばちゃんちでお茶飲んでから、
さて家族にも私たちがワークショップをやった
真鍋家MINDEの周辺を案内しなくては!
年末年始の休業に入っていましたが、
凛々しい外観は相変わらずです。
娘は「サラダ」という地名にびっくり!
せっかくなので、お店を開けていた酒屋でお酒を買いました。
しまった!例の甘いものを買い忘れた!と思ったら
おばちゃんからもらったお土産にちゃんと入ってました。
三好 *1 阿波徳島の銘菓「ぶどうまんじゅう」。
池田から高知に向かう道すがら、
まるで粉砂糖のように山にふり注いだ雪を見ました。
大雪でなくて本当によかったです。
雪だったらとても12時間では着かなかったでしょう。
さて今は、高知の実家で日本酒を開けてのんびりしています。
今年の初めには、まさか仕事で三好に関わるなんて
思いもよらなかったですが、
たいへんに良いご縁に恵まれ充実した年となりました。
来年も良い年になりますように。
みなさまどうぞよろしくお願いします。
*1:※訂正:投稿後ご指摘をいただいて、三好→阿波徳島 に修正しました
仕事が楽しい、と思えたこと
こんにちは。上原です。
年の瀬が迫り、みなさま何かと忙しい年末かと思います。
どうして年末というだけで忙しいんだろう?と思いますが、今年のことは今年のうちに、と思うと自然とやることが増えるのだろうなぁ…と諦めの境地です。
三好チームも、先日仕事納めを迎えました。
来年もやることは盛りだくさんですが、ひとまず今年の仕事は終了。
そのあと庶務のやりとりをしていた時、メンバーがひとこと。
「うそいつわりなく、こないだの出張が今年一番楽しかった思い出です」
そんな連絡をくれました。今年一番なんて…!なぜか勝手に嬉しい気持ち!
考えてみれば私も、今年一番楽しかった思い出は三好のこと。
特に丘の棟でチーム合宿をしたことが印象深いです。
楽しいというは、仕事が楽という意味ではなく、充実しているという意味が近いと思います。
もちろん楽しい以上に大変さもありますが、でも、やっぱり楽しかったです。
個人的には新卒から10年間、この仕事に向いていないのでは、と思い続けて仕事をしてきました。(いきなり暗い w)
周りの才能ある人、楽しそうに仕事をしている人をみると、自分はこれぐらいしかできないのかと思えてしょうがなくてですね。(さらに暗く言い訳がましい w)
なので仕事は『楽しい』よりも『苦しい』ほうが強かったんです。
そんな私が、今年一年を振り返って楽しいと思ったことが仕事に関わることだった…そのことに今、私自身が一番衝撃を受けています。
これまでと何が変わったのだろうと思っても明確に言葉にできる自信がないのですが、
ひとつ気づいたのは、人と比べるモノサシよりも、自分の好きのモノサシの尺が長くなったということなのかもしれない、ということです。
そのきっかけってなんだったのだろうと思うと、三好に住むみなさんにそれぞれの生き方を聞いたことで、自分の考え方が徐々に変化したということだったのではないかと思っています。
人と比べない生き方をしている。自分がやりたいと思ったことをやっている。三好で出会った人、取材をさせていただいた人は、本当にそんな人ばかりでした。
移住をしているとか、昔からこの土地に住んでいるとか、それら全て関係なくて、自分の立場に言い訳せずにやることをやりながら楽しんでいる。
そんな人たちが醸し出す空気や発する言葉には、人を変える力があるのかもしれません。
そしてそれは特別な人のことではなく、どんな人も持ち得ている力だということも感じました。
おためし二拠点生活で人生の何かが変わるんだろうか?と最初は思っていましたが、少しづつ何かが変わっているかもしれないと思う今日この頃です。
そんなわけで、来年も三好でたくさんの人に出会い、楽しいと思える仕事をしていけたらと思っています!
ちなみに三好にもっとも最多で行っているであろうメンバーは、
「ちょっと渋谷に行ってくると、ちょっと三好に行ってくるが同じ感覚になってる」
というスゴイことをつぶやいていました 笑
そんなわけで、来年もどうぞよろしくお願いいたします!
危うくレンタカー難民
こんにちは、青松です。
先日香川のうどん・温泉めぐりをレポートしたわけですが、
移動のためのレンタカーでちょっと一苦労。
実は、阿波池田駅の駅レンタカーが
10月末をもって営業終了していたのです…涙
9月の滞在時は、FITなどの小さい車は「みよしレンタカー」さん、
大きなワゴンタイプはこの「駅レンタカー」を併用していたので、
今回もぜひ!と意気込んでウェブで検索したものの…
なんか、ページがない…
おかしいなと思い、駅レンタカーの総合窓口に電話してみたら、
営業終了が発覚。
がーん。。。
三好市には私の調べた範囲ではレンタカー屋さんがほとんどなく、
ゲストハウスなどの宿泊施設で提供しているものはいくつかあるくらい…
今回はなんとかとなり町の「東みよし町」のレンタカー屋さん、
「みかもレンタカー」さんにお世話になりました。
またしても車問題。。。
一時的な観光でも長期的な滞在でも、
四国の「まんなか」の立地を活かすには足の確保は急務!
と思うのですが、事業者さんが現れないのをみると、
なかなかやっていくのも厳しいのですかね…
山間部のお年寄りも車移動が主になっていると思いますし、
MaaSは都市のためじゃなく地方でこそいきる!
という意気込みをもった事業者さん現れないでしょうか。
固い豆腐、団欒ごはん、祖谷の食文化に触れる
こんにちは。青松です。
取材二日目の12/14金曜日、
この日は三好(祖谷地域)の食文化に
触れる一日でした。
朝、東祖谷で「縄で縛れる固いお豆腐」をつくっている
栗枝豆腐こんにゃく店へ。
正直、最初市役所の方に「硬くて有名な豆腐屋さん」と
聞いていたときは、へえーそんな豆腐もあるんだな、
くらいに思っていたのですが、行ってみたら全員、
この固いお豆腐のファンになってしまいました…
詳細はこれから公開されるウェブサイトの記事にしていきますが、
昔冷蔵庫すらなかった時代に、近隣で獲れた大豆をふんだんに使って、
日持ちさせるために水分をよく絞り、自然と硬くなっていったお豆腐。
出来立てに醤油を垂らすだけで、幸せが口にほとばしる!
お店に直接買いに行けば、買ったお豆腐をその場で食べることも
できるそうなので、ぜひおススメです。
さらに次に向かったのは、その固いお豆腐を
料理して提供されているという、つづき商店へ。
大きな囲炉裏を囲んでお鍋をつつきながら、煮物、てんぷら、おひたし、
地のものをあの手この手で美味しくした料理を
年末に集まった親族よろしく、皆で囲んで頂きました。
食事の美味しさもさることながら、ざっくりよそった手料理の皿を、
みんなで回しながらワイワイ食べるという体験が、
地元では当たり前かもしれませんが、
都会ではなかなか味わえない特別な体験です。
行かれる方は要予約!
普段は御膳での提供とのことでしたが、
団体さんで事前にお願いすると、
囲炉裏を囲んで大皿での提供もしていただけるかも?
さらにここの店主の都築麗子さん、
祖谷の粉ひき節の歌い手さんでもあり、
食後の「デザート」は麗子さんの粉引き節を生で聞かせていただきました!
古式祖谷そばを伝承する麗子さん。
昔そばの粉を皆で集まって引くときに、
手持ち無沙汰から皆で口ずさむものとして歌われてきた「粉ひき節」を
披露してくださいました。
小さな体からは想像できないよく通る声に、感動!!
その後の歌詞の解説をきいてさらに当時の生活の苦労がしのばれ、
ジーンとしました(語彙が少なくてすみません…)
麗子さんの「粉ひき節」、yutubeにも実は上がっているようですが、
行ける方はぜひ生歌を、料理とともに堪能してもらいたいです。
そば打ち体験、かずら工芸体験もやっているそうなので、
次はぜひ行ってみたい!
祖谷めんめ塾 古式そば かずら工芸 体験 都築麗子 祖谷自慢そば 古式そば打ち体験塾物語
食文化はその地域の積み重ねた年月が現れる、
貴重な資源、強力なコンテンツだー!
と肌で感じた一日、なのでした。
秘境駅!
こんにちは。青松です。
9月ぶりの、家族連れての滞在も今日で終わり。
今日は朝から荷造りに追われつつ、
バタバタと阿波池田を後にしました。
今回は子供達の自由な時間もあまりなかったので、
帰りは香川県の国営讃岐まんのう公園へ寄ります。
阿波池田駅から琴平駅までは、
いつも岡山から来るときは乗らない、土讃線の普通列車。
一車両しかないこじんまりした車両ですが、
どこか味がありますね~
しばらく乗っていると山間の駅で突然、
「15分ほど停車します。」のアナウンス。
東京で山手線に乗っている感覚からは考えられないですが(笑)
なんだか乗ってるこちらものんびりした気持ちになっているので、
むしろワクワク、とりあえず降りて駅を散策することに。
さて、停車した駅はJR坪尻駅。
つい先日スタンプ盗難の悲しいニュースもありましたが、
四国には二つしかないスイッチバック式の駅だそうで、
※スイッチバック、は知らない人はググってくださいね。正確な説明じゃないかもしれませんが、通常の線路から分岐して入る駅で、出るときも分岐までバックして戻る駅、だと思います
周囲は山に囲まれていて、
ここから乗る人がいるのか…と、つい思ってしまいます。
阿波池田駅周辺は、朝の気温が低かったからか
雲がぐっと下がってきていて幻想的でしたが、
トンネルを抜けてたどり着いた坪尻駅は綺麗な青空。
降りてみたらどんな感じかなと思ったら…
こんな感じ。や、山です!
見知らぬ土地の駅や電車って、
車窓も、車両も、体験が常に新鮮で、
楽しい気持ちになるのが個人的には好きです。
四国はいろんな線が走ってそうなので、
時間ができたらローカル線の旅、
なんてのも良いかもしれないな〜と思いました。
枠からはみ出す取材の方法
こんにちは。コンテンツディレクターの小田です。
先週、2日間にわたる12月の取材・撮影が無事終了しました。
お天気にも恵まれ、とても順調に進行することができました。
これも役場のみなさまはじめ、三好市のみなさまのご協力、
パートナーであるカメラマンさん、アシスタントさん、ライターさん、
プロジェクトメンバーひとりひとりの入念な準備があってこそ。
私たちは本当に人に恵まれて仕事ができているなあと実感しました。
外から見てどんなにかっこいいデザインができたとしても、
中身の読み物がおもしろくなければ、
読み手の記憶に残る体験を提供することはできません。
私たちは12月の取材に備えてこの2ヶ月間、さまざまな準備を行ってきました。
既に世の中にある「“人”が魅力的に見えるコンテンツ」を
プロジェクトメンバー間で共有し合って、
それがなぜ魅力的に見えているのかを分析したり。
分析した結果、このプロジェクトでやりたいこと、やる必要があること、
やらないこと、やる必要がないことを決めたり。
(意外とこの「やらないこと」「やる必要がないこと」が重要だったりする)
徹底的に議論し続けることによって、
いま制作しているもののコンセプト、編集方針、名前を決めることができました。
(早くお披露目したいです……!お楽しみに!)
今回、いちばん難しいかなと心配していたのが、取材の進め方。
準備が大切とはいえ、肩肘はって話を聞きに行ってしまっては、
三好のみなさまの自然体の魅力を伝えることができないのではないか……。
かといって準備が足りない状態でお邪魔しては、
想定外のことが起こったときに対処できず、ご迷惑をかけてしまう。
記事にするには十分でない内容しか聞くことができなくないのではないか……。
そういう心配が残っているときに私自身が心がけていることは、
- 記事で、どんなひとが読み手で、その読み手にどういう変化を与えたいのかを
プロジェクトメンバー全員でしっかり共有し合うこと。
- 想定される原稿のテーマと展開案は、何パターンか考えておくこと。
このふたつの準備は入念に行うとしても、この準備の枠に記事がおさまってしまったら、それはそれでつまらないので、取材の現場で「この枠をいったん壊す」ことを行います。
例えば、
- 取材の中で気になったキーワードを深掘りして、
ご本人が今まで考えたことなかったことを口にしてもらえるようにする。
- あえて話を脱線させるために、ざっくばらんに雑談をはさむことも。
場の空気も和むし、考えずに言葉にすることに重みがあったり、
ありのままの日常があったりする。その場の楽しさはダイレクトに表れる!
- うかがった話を「ってことは」「そうすると」「まとめると」などの言葉で、
聞き手である自分がどう思って、どう感じたのかを整理してお伝えすることで、
認識が合っているかを確認する。違っていれば遠慮なく否定してもらう。
そうすることで、うかがった話が、2歩も、3歩も、飛躍できる。
- 取材が終わった後に、気になったことを、気軽に聞いてみる。
このタイミングで聞けた内容に、新たな発見があることが多い。気軽に粘る!
などなど。どんどん枠からはみだして、ありのままの魅力を存分に引き出します。
三好のみなさまは、私たちをあたたかく歓迎してくれて、
すんなりと受け入れてくださったので、これらがスムーズに進み、
取材も撮影も大成功できたのだと思います。
今は、みなさまと過ごした楽しい取材の時間を、
文章にして、デザインにして、かたちにして、誰かに届けたくてうずうずしています。
一年の最後にこのような取材ができたこと、とてもうれしく思います!
ご協力いただいたみなさま、この場をお借りして感謝申し上げます。
【香川旅2】締めくくり・仏生山温泉
うどんの後は、温泉で締めくくり♨️
仏生山温泉天平湯でのんびり過ごしました。ここは会社の旅好きの先輩におすすめいただいた温泉です。
館内は洗練されていて現代的。白を基調にした空間は、天井が高くて開放感があります。そこにごろりと寝そべることができる座敷もあって、居心地抜群です。
写真には写っていませんが、さらに奥には大きなテレビもありました。
入り口には子どもに嬉しい気づかいも。
そしていよいよお楽しみの湯船へ!
泉質は、美人の湯と言われている重曹泉だそうです。肌当たりがよく、とろりと感じるような感触。塩分も含んでいますが、肌の弱い青松でも大丈夫とのことでした。このお湯は本当に気持ちがよく、いつまでも浸かっていたいという気持ちになります。。
お風呂から出た後には読書を楽しむこともできます。
こんなに居心地のいい温泉が近所にある方が羨ましすぎます。
思い思いの時間を過ごした後、仏生山温泉を出発。メンバーを高松駅に送り、香川旅はこれにて終了いたしました^^
私たちは阿波池田にもう一泊し翌日もたっぷり遊んだので、そのこともまたお伝えできればと思います!
阿波池田駅から高松駅までは1時間半ほど。阿波池田を9時に出発し、帰ってきたのは18時頃でした。うどん、公園、温泉を楽しんだ、大満喫の香川旅でした◎
ちなみにおすすめのうどん店を紹介してくれたのは、私の中学の同級生。このブログを書いていることを伝えると、旦那さんが香川出身なんだよ〜と連絡をくれました。美味しいうどん店を紹介してくれてありがとう!また教えてね!
少し足を伸ばすだけでいろんな場所に遊びに行けるのは本当に三好ならではの魅力なんだなぁと実感しています。その楽しさにハマりつつある私たち。
今度はどこに行こうか、ワクワク。
…と、遊んでばかりいるレポートをお伝えしましたが、あくまでも仕事終わりの楽しみの一環です 笑
引き続きメンバー一同制作に勤しみます!