固い豆腐、団欒ごはん、祖谷の食文化に触れる
こんにちは。青松です。
取材二日目の12/14金曜日、
この日は三好(祖谷地域)の食文化に
触れる一日でした。
朝、東祖谷で「縄で縛れる固いお豆腐」をつくっている
栗枝豆腐こんにゃく店へ。
正直、最初市役所の方に「硬くて有名な豆腐屋さん」と
聞いていたときは、へえーそんな豆腐もあるんだな、
くらいに思っていたのですが、行ってみたら全員、
この固いお豆腐のファンになってしまいました…
詳細はこれから公開されるウェブサイトの記事にしていきますが、
昔冷蔵庫すらなかった時代に、近隣で獲れた大豆をふんだんに使って、
日持ちさせるために水分をよく絞り、自然と硬くなっていったお豆腐。
出来立てに醤油を垂らすだけで、幸せが口にほとばしる!
お店に直接買いに行けば、買ったお豆腐をその場で食べることも
できるそうなので、ぜひおススメです。
さらに次に向かったのは、その固いお豆腐を
料理して提供されているという、つづき商店へ。
大きな囲炉裏を囲んでお鍋をつつきながら、煮物、てんぷら、おひたし、
地のものをあの手この手で美味しくした料理を
年末に集まった親族よろしく、皆で囲んで頂きました。
食事の美味しさもさることながら、ざっくりよそった手料理の皿を、
みんなで回しながらワイワイ食べるという体験が、
地元では当たり前かもしれませんが、
都会ではなかなか味わえない特別な体験です。
行かれる方は要予約!
普段は御膳での提供とのことでしたが、
団体さんで事前にお願いすると、
囲炉裏を囲んで大皿での提供もしていただけるかも?
さらにここの店主の都築麗子さん、
祖谷の粉ひき節の歌い手さんでもあり、
食後の「デザート」は麗子さんの粉引き節を生で聞かせていただきました!
古式祖谷そばを伝承する麗子さん。
昔そばの粉を皆で集まって引くときに、
手持ち無沙汰から皆で口ずさむものとして歌われてきた「粉ひき節」を
披露してくださいました。
小さな体からは想像できないよく通る声に、感動!!
その後の歌詞の解説をきいてさらに当時の生活の苦労がしのばれ、
ジーンとしました(語彙が少なくてすみません…)
麗子さんの「粉ひき節」、yutubeにも実は上がっているようですが、
行ける方はぜひ生歌を、料理とともに堪能してもらいたいです。
そば打ち体験、かずら工芸体験もやっているそうなので、
次はぜひ行ってみたい!
祖谷めんめ塾 古式そば かずら工芸 体験 都築麗子 祖谷自慢そば 古式そば打ち体験塾物語
食文化はその地域の積み重ねた年月が現れる、
貴重な資源、強力なコンテンツだー!
と肌で感じた一日、なのでした。