ワークショップお疲れさまでした!
こんばんは。上原です。
今日、三好で行った9月分のワークショップが終了しました。
ブログでは三好滞在の楽しい様子を中心にお届けしていましたが、
その裏であらゆる時間、みんなガッツリ仕事をしていました。
何ならいつも以上に仕事をしていたのではと思います。
なぜならみんなワークショップで実りある成果を提供できるか不安だったからです。
もちろんできる限りの準備や想定をして臨んでいますが、
実際の声を聞き意見を交わして生まれてくるものと対峙すると、
もっとこうした方がいいんじゃないか、
求められていることはこうなのではないだろうか、
という新たな側面が見えてきて軌道修正が必要となるからです。
その時「こういうセオリーがあるからこうするべきだ」ではなく、
「本当に目指すべきゴールは何なのか。それに辿り着くためにどうしたらいいのか」、
というシンプルな問いに答えるために、セオリーに固執せず、
既成概念をはずして、全員が納得するまで話し合いを重ねました。
「こうしようか」「いや、これじゃ分かんないよ」
「じゃあこうしてみたらどうか」「なんかしっくりこない」
という具合にいってはかえりいってはかえり…。
ここについては私達がんばったんですよとアピールしたいわけでも、
メンバーをヨイショしたいわけでもなく、
その様子を見ていて単純になんでだろうと不思議に思っていました。
私は個人的に三好を何度か訪れているというきっかけもあって
この土地を好きだと思っていますが、
みんなほとんど縁もゆかりもなく仕事として今回初めて三好を訪れただけなのに、
なんでこんなに時間を費やして真剣に考えられるのかなと。
その答えをメンバーに聞いたとしても、
仕事だしいつもそうだしやるならいいものつくりたい、
という答えがかえってくるのが妥当かなと思いますが、
それでもなんか嬉しい、というのが個人的な気持ちであり、
三好がそうさせるだけの面白さがある土地なんだろうといういうことも、
改めて再認識しました。
そんなわけでワークショップは粘りに粘って考えまして、
結果今後につながる成果を得ることが出来たと思っています。
一方で、難しい、理解が追いつかない、これが何につながるか分からない、
と思われる部分もあったのではないかと思います。
そこについては今後改善したいと思いますし、
どんなふうにしたらもっと実りのあるものにできるかを考えたいと思うので、
参加された方はぜひ忌憚のないご意見をいただければ嬉しく思います!
地域づくりの仕事は明確に答えがあるわけではありません。
どこをゴールにするべきかも、いつがゴールなのかも、
いくら設定したって見えにくいし疑わしいものです。
そういう意味で、私たちも常に手探りでやっています。
でも、仕事だからこれだけやればいいでしょ、という気持ちではやっていません。
こんなふうに普段の仕事では見せない「弱さ」をさらけ出しているのは、
トライ&エラーを一緒に重ねていきたいと思っているからです。
正解を知らないし正解は分からない。
だから全員が見えない答えに向かって知恵を絞って挑戦する。
それが大事なんじゃないかなと思います。
今度は10月にまた三好を訪れる予定です。
それまでに東京に戻ってチームでああでもないこうでもないと
また意見を交わしてきたいと思います。
参加されたのみなさんの周りでもワークショップをきっかけに、
何かが深まってくれたらと思います。
参加されたみなさま、改めまして本当にお疲れさまでした。
今後もまたどうぞよろしくお願いいたします!